■11 いつからお金の教育をすべきか

 

親は必ず、”第二章 子どもの金融教育を始める前に”を
熟読してくださいね。

お金に対するイメージは変わりましたか?
ちょっとまだよくわからないという人、多いと思います。

このイメージ変換にはかなりの日数がかかります。

なぜならあなたが幼少の頃から
今のお金のイメージを持ちづづけてきているので
その根本概念を根幹から変えることですからね。

子どもは親の鏡といいます。

子どもたちは、
あなたのお金の価値に洗脳されてまだ日が浅いので
結構早くから理解が進むと思います。

では、いつからこの金融教育を開始すべきか。

資本主義の世の中にいる以上、
日本銀行券(お札)を日々使っている以上、
一日でも早いほうがいいです。

我が家では、
お金でものが買えるということを知ったときから
スタートしています。
3歳くらいかな。

 

子どもたちへの金融教育は、かなり早い時期からでもいい。
(あ、大人になってからでも全然大丈夫ですよ、念のため)

■12 能力の見極め・・・金融教育のスタートライン

 
もしあなたの子どもが3-4歳くらいの年齢なら
簡単な実験をしてみてください。

あめ玉1つと100円1つを子どもの前におきます。

そして質問します。”あめ玉とお金、どっちが欲しい?”

最初の頃は、あめ玉に手を伸ばすはずです。
お金という存在も価値もわかっていないので当然ですね。

これを定期的におこなっていると、ある日、100円に手を伸ばすときがきます。
その時に質問してください。”どうして100円にしたの”っと。

“100円のほうがあめ玉をもっと買えるから”といった
お金の交換価値の説明ができるようになると、
金融教育を開始しましょう!

あ、言い忘れていました。
ちなみに、あめ玉と100円の両方をとるときがあります。
その時は、こいつは大物になる!
と笑うしかないですね。w

 

金融教育は、交換価値を理解した時から始めることができる。
(交換価値がわかる子とも・大人は当然パスしていいですよー)


■13 金融教育的足し算の取得

 

さて、次は子どもの頭の中をのぞきましょう。

 

先の実験では、

あめ玉1つと100円1つを子どもの前におきましたね。

 

これをどんどん複雑化します。
あめ玉の数を増やしてみたり、
お金の金額を増減してみたり、
あめ玉以外のおかしとかほかのものにしてみてください。

子どもの、モノに対する対価基準が出てきます。
あめ玉20個と100円1つだったり、
キャラメル1箱と150円だったり。
結構面白いですよ、子どもの個性がでます。

お金とモノは等価交換コンビニやスーパーは、
必ず子どもを連れていきましょう。

この頃から、数字は教えておいてください。

1から100は数えられるようになり、
100から1までも数えられるよう、
お風呂のなかで特訓します。

右手2本の指と左手3本の指を足すと5になること、
3本と3本を足すと6になること、
5から2を引くと3になること、
9から4を引くと5になること
両手の指を使って、教えておいてください。

 

■14 金融教育的加減算の取得

 

簡単な足し算ができるようになると次のステージ開始です。

コンビニやスーパーで200円程度を渡して、
自分の欲しいものを「自分で」選ばせます。
最初の頃は、計算ができなかったり、ぐずったりしますが、
それもいずれ卒業します。

気長に、気長に、です。

最近特に数が減りましたが、
駄菓子屋があるならそっちが、よりGoodです。
200円もあればかなりの数が買えます。
子どもなりに真剣な表情で選んでいます。

算数の計算なんてのは、駄菓子屋で身につくものです。

お盆とか正月とか、子どもたちが集まるなら、それもチャンス。

買い出しに子どもを引き連れスーパーに出向きます。

親が買い物している間、子ども用のお菓子を
人数分選んでと伝え相当の金額とかごを手渡します。
親は子どもたちから離れ、自分の買い物をします。

この時のポイントは、現金を握らせることと、
いままで慣れている金額が
200円なら2000円くらいを渡すこと。
子どもにとっては、びっくりするほどの大金ですよねー。w

時間を見計らって合流すると・・

面白いですよ。

私の息子の初回は・・・
2000円握りしめて、
からっぽの買い物かごを持って30分立ち尽くしていました。
近寄ると、半べそ状態。
息子の代わりに子ども用のお菓子も買い揃えます。
家に帰ると息子は疲労困憊、倒れこむように寝てしまいました。w

何度かやるうちに慣れてきます。

 

金融教育的加減算をマスターしたら、

やっと金融教育本格編の開始です。
外国為替編に進みましょう!