結禅の ”腹をくくって資産構築” 論

東京電力が社債発行へ

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このタイミングで?
東京電力が社債発行するそうです。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS18H1L_Y5A011C1MM8000/

記事をみると、業績好調だそうです。
好調?

福島原発の補填問題が収束していないし、
東北、いや日本全体のブランド毀損
はなはだしいのに・・・

いま東電は、実質国有企業。
議決権の50.1%を政府が握っています。

だから今回の社債発行も
当然政府がOK出しています。

東電は、16年4月の電力小売りの全面自由化、
持ち株会社移行に向け動いていますね。

コスト削減実施で2期連続黒字。
自己資本率も5%から約15%まで回復。

経営再建すれば16年度末にも
出資比率を50%未満にするらしいのです。

つまり・・・・
株価を上げるということ。

その一環がこの社債発行。

国債が日銀による買い付けで
流通量が減っている今。

震災前は、社債発行の中心的存在であった東電が
債券市場の玉供給に動いているともいえますね。

補償問題より株価対策をしている政府を責めるか、
株価対策により補償金額を工面している政府を褒めるか
微妙なところ。

世の中の不条理を感じますね。

キレイ事ではすまされないのが世の常。

ではでは。